東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は日本ダービーの振り返りと東京開幕週でデビューする有力2歳馬の情報です。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週は日曜東京で3歳世代の頂点を決める日本ダービーが行われました。勝ったのは9番人気の伏兵・ダノンデサイル。スローの展開を読んで積極的にポジションを取りに行った鞍上・横山典騎手、競走除外となった皐月賞から立て直した陣営、それぞれの手腕が光りました。
前後5F・62.2-56.8秒という特異な展開となったのも、ダービー特有の“緊張感”ゆえ。ある意味で“一生に一度”のダービーらしいレースとなったように思います。
勝ち馬のほか、2着ジャスティンミラノ、4着サンライズアースと積極的な競馬に出た馬が上位を占めるなか、後方から脚を使って食い込んだのが3着シンエンペラーと5着レガレイラでした。とりわけレガレイラは本コラムや亀谷サロンPOGなど、たびたび注目してきた馬だけに勝って欲しかったですが、それでも能力の一端は示してくれたと思います。
自分は関東馬の取材が中心になりますが、新シーズンもステレンボッシュやチェルヴィニア、そしてレガレイラのような将来のGIホースをご紹介していければと思います。
そんなわけで今週から2歳戦がスタート。東京では土日で3鞍の新馬戦が行われます。
まずは土曜5Rの芝1600m。取材の感触が良かったのはバゴ産駒の牡馬・ウィンターベル(木村、母ノチェブランカ)です。1週前の南ウッドでは5F68.6秒、ラスト1F11.5秒を馬なりでマークしました。
『まだ体つきはいかにも2歳。でも気持ちの面では仕上がりの早そうなタイプ。初戦から元気に走ってくれそうです』と太田助手。手綱を取るのはルメール騎手の予定です。
▲土曜東京でデビュー予定のウィンターベル