今週から東西の本場は福島・小倉に、また北海道も札幌から函館に舞台を移し、いよいよ本格的な夏競馬がスタート。
それとともに、2歳戦も芝は1800m以上のレースが毎週組まれ、美浦トレセンでもゴールドシップやエピファネイア産駒など、中長距離血統の2歳馬を多く見かけるようになりました。
その中で私が最も注目しているのは、今週日曜(4日)の福島芝1800mに出走予定のウインピクシス(牝、父ゴールドシップ、母コスモアクセス)。今年のオークスを制したユーバーレーベンと同じ、ゴールドシップに母父ロージズインメイという配合面も魅力ですが、入厩して一本目の追い切りから動きがいいんですよね。
先週も同厩のオープン馬ロザムールを追走し、直線促されると瞬時に反応しあっさり先着。追い切り後に上原調教師を直撃すると、『小柄だけど前向きだし走りそうだね』と好感触。
翌日、厩舎の馬房でリラックスした様子に、『普段は穏やかなんですね』と私が聞くと、担当厩務員さんは『いや、父の産駒らしく我の強いところがあって、追い切りでもコースに行くまでうるさいけど、走り出すといい動きをするね。ゲートもかなり速いよ』と、歯切れのいい答えにますます期待が高まります。
ユーバーレーベンと同配合のウインピクシスは初戦から期待大/東スポ・松井記者の“若駒”生情報!
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。