今週の3歳戦で注目レースは日曜(23日)に中山で行われる若竹賞(芝1800m)。17年の勝ち馬ウインブライトは香港Cを制し、19年の勝ち馬ヒシイグアスは昨年の中山金杯、中山記念を連勝し、香港Cで2着するなど近年の勝ち馬は古馬になってからも重賞戦線で活躍しています。
今年のメンバーも粒揃いですが、まず取り上げたいのはパンテレリア(牡、父イスラボニータ、母ラインレジーナ)。
▲若竹賞に出走予定のパンテレリア
中山マイルのデビュー戦は好スタートから行きたい馬を行かせて中団でしっかり折り合い、直線で空いたインを突いた一瞬の切れ味は秀逸でした。上がり3ハロンは古馬も含めて12~1月の中山マイル戦の勝ち馬でただ一頭の33秒台(33秒9)ですから、数字的にも上々です。
坂路での1週前追いでは一杯に追われたオープン馬クレッシェンドラヴを1馬身追走から馬なりのまま2馬身先着。追い切り後に林調教師は『新馬戦の後も引き続きいい状態で順調ですね。初戦は津村ジョッキーがうまく乗ってくれて、いい内容でしたし、決め手はいいモノを持っています。心身ともに幼いところはありますが、ジョッキーも馬のことを把握してくれていますし、まだ良くなりそうなので楽しみです』と期待十分の口ぶり。
若竹賞のパンテレリアは連勝の期待大。オンリーオピニオンの上昇度にも注目/東スポ・松井記者の“若駒”生情報!
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。