今週土曜(26日)中山で行われる水仙賞(芝2200m)は、17年2着サトノクロニクルや昨年2着のマカオンドールなど、後に長距離で活躍する馬を輩出していますが、今年のメンバーでステイヤー資質を備えていそうなのがアクアテラリウム(牡、父ハーツクライ、母アクアリング)。
▲水仙賞に出走予定のアクアテラリウム
半姉にはエリザベス女王杯Vのクイーンズリング、エルフィンS勝ちのアクアミラビリスがいて良質な母系ですが、初戦はまだ稽古の動きも目立たず、レースでもハナは奪ったもののコーナーのたびに外にふくれ、時計もかなり遅く昇級即通用は厳しいかなと思っていました。
ただ、この中間は動きに素軽さが出てきて、ウッドでの1週前追い切りでも直線で馬なりのままスッと反応。鹿戸調教師も『初戦は走っている最中にモノ見したり、他のことをしようとしたり、まだ子供っぽいところ全開で、能力だけで勝ったような感じだった。それがいったん放牧を挟んでから稽古でもだいぶ集中して走れるようになってきたね』と手応え。
アクアテラリウムはステイヤーの資質十分。快速娘エテルナメンテにも注目/東スポ・松井記者の“若駒”生情報!
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。