先週は函館スプリントSの取材で1週間だけですが函館に滞在し、関西馬も含め、今週函館でデビューする2歳馬の話をうかがうことができたので紹介していきます。
まずは土曜(18日)芝1200m(牝馬限定)に出走予定のダイヤノジャック(牝・加用、父エピファネイア、母クラウンドジャック)。
▲加用正厩舎のダイヤノジャック
祖母のゴールデンジャックは報知杯4歳牝馬特別(現在表記は3歳、芝1200m)などG2を2勝し、伯母のプリンセスジャックは桜花賞で3着とスピードに秀でた母系ですが、正直、芝コースの1週前追い切りの動きはジョッキーが乗って一杯に追われた割に、もうひとつ伸びきれない印象を受けました。ただ、1つ上の全兄クラウンドマジックも昨年6月の中京新馬戦で調教の動きがそれほど目立たず、7番人気の低評価ながら勝利していて、この馬も実戦で良さが出そう。
牧野助手は『走り出すと真面目だし、馬群に入るとやる気を見せますね。ただ稽古ではまだ動き切れないところはあります』とやや慎重なトーン。
先々まで追いかけたいダイヤノジャック、初戦でこそ狙いたいミスヨコハマにも注目/東スポ・松井記者の“若駒”生情報!
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。