Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第101回目のトークテーマは特別編として「安田記念ステップレース分析」をお届けします。
安田記念出走馬の前走がどのようなレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
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今井雅宏(以下、今):ダービーは終わってみると、エピファネイアは単行本のパターン通りだったね~。「クラシックの延長スロー」で、「フレッシュ時」で、「広い根幹距離」だから。
亀谷敬正(以下、亀):確かに買いパターンの解説が満たされちゃいましたね。
今:オークスがハイペースでも案外人気薄の先行馬が残ったんで、ダービーもペースアップすると思ったけど違ったね。本命に出来るような人気馬がいないから、消耗戦狙いで16番人気のキズナ(サンライズジパング)にしたけど逆だったよ。
亀:ジャスティンミラノ以外の1桁オッズ馬がみんな怪しいので、ジャスティンミラノから薄目も考えたんですけど、そんなバント予想をすると失敗することも多いんで、できませんでした(笑)。
今:だよね~。勝つかは微妙だけどジャスティンミラノは崩れないだろうしね。こういうときは展開に嵌まり切った穴馬が来るんで、今回みたいに展開を絞って一本釣りを仕掛けるよりも、1番人気からそれぞれの展開用の人気薄に全部流すか、思い切って単勝爆弾の方が良いんだろうけどね。シンエンペラーが内枠なら本命でも良かったけど、外枠だとまず勝てないからややこしいし。
亀:シンエンペラーは相手本線でした。本命も考えたし、複勝期待値は高いし、複勝の的中率も高いとは予想したんですが、勝つ可能性もほぼない馬ですから、本命にするのが難しかったです。平場の勝負レースは当たるだろうから(京都10Rを◎○▲で的中)、ダービーは思い切って行こうってのもありました(笑)。
「競馬放送局」の勝負レースといえば、今井さんも土曜京都6Rで馬単万馬券を当てたそうで。ボクも勝負レースでしたよ。
今:考えることは同じだね(笑)。ダートの短縮が好きなリアルスティール(レッドダンルース)が短縮決めた後の1番人気だから面白いレースになる。
亀:そうなんです。これを消すだけでプラス収支は確定ですから。
今:思ったよりハイペースでビーチパトロール(ジャーヴィス)の体力に人気薄の対抗がやられて、3連単大爆発を逃しちゃったけど。
亀:勝ったマイドの19キロ減は良かったですか?
今:地方では重めに作るから、増えるより減る方が良いよ。
亀:そもそも、地方と中央の秤は本当に同じ?とも思うので、転厩馬の体重はあんまり参考にはしてませんけど(笑)。
今:ここからは安田記念の前哨戦、マイラーズCを回顧していこう。
亀:安田記念よりは直線の加速力が要求されない、中距離のスタミナ持続レースでした。安田記念とはそのまま繋がらないレース質だと思います。