Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第117回目のトークテーマはレッドファルクスのまとめと、ビーチパトロールの追加解説です。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):ローズSの本線的中お見事でした。
▼参考/競馬放送局
今井雅宏&馬場虎太郎が波乱のローズSを的中!/先週のMVP
今井雅宏(以下、今):7番人気のチェレスタ本命で馬連40倍を○◎の本線で、3連複456倍と3連単19万馬券も的中したよ。チェレスタはハービンジャーでも牝馬だから、単行本にある通り格上げとかの鮮度時には内枠でも走るんだよね。特に酷すぎない道悪だと向くんで、馬場もちょうど良かったよ。
クイーンズウォークはキズナ牝馬だけど、やっぱり鮮度時の道悪だと内枠はこなせるから。
亀:ずっとこの連載で「成長力は一番」という話をしていた馬ですね。
今:亀谷君が上昇しにくいと話してたスワーヴリチャード産駒のレガレイラは単勝1倍台で飛んだし、連載の読者なら獲った人も多いかもだね(笑)。レガレイラは大外枠も合わなかったから。
あと11番人気3着のセキトバイーストは、ちょうど1年前にここで解説したデクラレーションオブウォー産駒で、「前走よりペースダウンすると走る」というやつに上手く当て嵌まってたよ。
亀:ダッシュ力が弱くてブレーキを掛ける競馬が苦手だからという解説でしたね。今回は桜花賞からでペースダウン確実なので、スムーズに先行してブレーキを掛けないで済むという狙いだったわけですね。
今:「稍重走る」ってのと「過小評価されてる」って解説も、今回にピッタリだったよ。体力が豊富だし。
亀:さて、ここからは前回の続きです。レッドファルクスのダートは、牝馬だと1600m以下、牡馬は1800m以上と、距離適性がはっきり分かれるという話でした。早速先週土曜に、牝馬のレッドファルクス産駒がダート1200mで激走してましたよ。中山1Rですけど。
今:あ、ホントだ! ポップグルーヴが単勝199倍の超人気薄で2着に激走してるね。確かに先週も話したように、こういうペースダウンするレースは追走が楽になって真面目に走るんだよね~。芝からダートだから余計に追走しやすかったんだろうけど。中山ダ1200mなのに前半34.8秒の超スローだったんだ…。