競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「Bコース替わりになる福島の芝コース」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
今年は全国的に梅雨明けが遅く、雨が降る日が多いですよね。小倉競馬場では開幕週に続いて先週も雨の影響を受ける中でのレースとなり、ダート1000mの雲仙特別(不良で施行)では56秒7がマークされて、ダ1000mのJRAレコードが0.1秒更新されました。
一方、土日で14鞍行われた小倉芝は、逃げ2勝、先行8勝、中団4勝。2週連続で雨の影響を受けた割には、まだ内目が伸びていたのが印象的でした。小倉芝は4週すべてAコースが使用されるので、今後の傾向推移に注意です。
さて、今週は福島競馬場で重賞の七夕賞が行われるので、その舞台である福島芝コースについてお伝えしましょう。
先週は芝のレースが14鞍行われ、逃げ1勝、先行7勝、中団5勝、マクリ1勝。1着14頭中9頭は4コーナーで4番手以内。1着は全体的に内目を伸びる先行系が優勢でしたが、開幕週より差し系が台頭。特に稍重スタートの土曜は差し馬が活躍していました。
ただし、差すにしても1~3分が伸びる感じで外差しではなく、まだ内目が伸びていました。
なお、今年の福島芝コースは開幕週にレコードタイムが続出しましたが、先週は土曜が稍重で始まったこともあり、時計は落ち着いていました。
そして、今週から芝はBコースに替わります。前の週までにできた傷みはある程度カバーされるため、例年このBコース替わり週は先行馬が活躍しやすくなります。
福島芝は基本的に週を追うごとに時計がかかっていく傾向になります。ただし、今週の天気予報では平日に雨が降る可能性が低そうなのに加え、週末も降らなければ、先週より時計が少し速くなるかもしれません。
そして今週日曜日のメインは七夕賞。このレースは2013年から開幕2週目に行われるようになっていましたが(それ以前は4週目の施行)、昨年から3週目の実施に変わりました。馬場的要素から、七夕賞の狙いは2パターンあります。
