競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「例年より時計がかかっている東京芝コース」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
今週は東京芝コースで天皇賞(秋)が開催されます。豪華メンバーが集う一戦で、注目が集まります。そこで今回は東京芝コースを取り上げます。
お気づきの方が多いと思いますが、この秋の東京芝コースは例年のような超高速馬場にはなっていません。
秋の東京芝コースは、開幕すると2~3週間くらいはかなり速い時計が出る状態が続きますが、今年は開幕週こそまあまあ速い時計が出たものの、10月3日(土曜)から2週目、3週目までまったく雨が降らない状況でレースを行ったにも関わらず、時計の出方が鈍っていきました。
時計が出ていない理由は9月29日配信の当コラム(東京芝コースの状態は?)にも書きましたが、今年の夏は気温が低く、8月から9月にかけて雨が多かったことが関係しています。
開幕前に取材した担当者は、「今年の夏は気温が低く、さらに9月は記録的な長雨で日照時間も少なく、芝にとっては難しい条件でした。肥料を与えるタイミングや量などを工夫し、開催を迎えられる状態まで育ってきました」と話していましたからね。
先週の東京芝レースは12鞍行われ、先行6勝、中団4勝。後方2勝。3週連続で逃げ切り勝ちはなし。Aコース4週目で、3週目より差し馬が台頭。土曜はやや内目も伸びていましたが、日曜は内を開ける進路取りのレースが増えて少し外にシフトし、4~7分くらいが伸びていました。そして、雨が降っていた土曜は時計がかかっていました。
では、今週はどうなりそうでしょうか。
今週からBコースに替わり、内側から3mの所に柵が設置されます。10月25日(日曜)の朝、東京競馬場の馬場担当者に聞いたところ、
