プロ馬券師・みねた氏が実践例を交えながら予想理論の金言を伝える『馬券師・みねたの金言』。今回の金言は「捲って好走→次走凡走→その後に巻き返し」です。
なお、『競馬放送局』ではみねた氏の厳選勝負レース、重賞予想を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
※連載コラム「馬券師・みねたの金言」、会員限定公開への切り替えについて
▼単行本『競馬場と前走位置取りだけで恒常的に勝つ方法』は発売中!
6月21日(水)にみねた氏による単行本『競馬場と前走位置取りだけで恒常的に勝つ方法』が発売されました。ストイックにギャンブルと向き合う姿勢、圧倒的な予想力でカリスマ的な支持を集める馬券師みねた氏による初単行本。ギャンブルに生きていた男だからこそ知る、競馬に勝つためのメソッドを初めて明かします。
★今週の重賞ピックアップ★
7月2日中京11R・CBC賞(芝1200m)
CBC賞は中京芝1200mで施行。初角となる3コーナーまでは約315m。開幕週の競馬なので「内・前」有利が基本でしょう。
登録14頭中、前走の通過順位に3番手以内があるのはジャスパークローネ、スマートクラージュ、テイエムスパーダ、マッドクールの4頭。先行馬の割合29%とスプリント戦にしては少なめの数字となりました。まずは、この4頭に注目したいのですが、結局、枠とオッズ次第という部分が大きく、週中では判断しかねるというのが正直な感想です。
ジャスパークローネは着差がつきにくい短距離戦において前走2.2秒差はやや負け過ぎの印象。
マッドクールは前走リステッド競走で0.0秒差の僅差勝ちながら斤量が1キロ増で、1番人気に見合うかというと疑問符がつきます。
スマートクラージュは前走0.4秒差。今回は0.5キロの斤量減なので、想定通りの6番人気なら期待値はありそうです。
テイエムスパーダは前走で4.1秒差の大敗。距離がもたないことはハッキリしました。距離短縮ローテですが、昨秋のスプリンターズSではハナを切るスピードをみせており、ここも先行策からの一変はあり得ます。昨年から7キロ増になるとはいえ、昨年の覇者が2桁人気で買えるなら、狙ってみるのも面白いかもしれません。
いずれにせよ、前述の通り、流動的な要素が大きく、例えば、上記4頭のどれかが1番枠を引き当てたら、一気に評価を上げる可能性もあります。
ペースが上がらない想定なら、距離短縮ローテは割引。道中で動いていけるタイプを評価したいところです。
ディヴィナシオンは前走15-11の通過順で6着。僅差の6着は期待値の取れるパターンでもあります。押し上げたとはいえ、4角11番手でしたから、今回、その位置で間に合うかどうか。
サンライズオネストは6-4の通過順で8着。4角で4番手まで押し上げた点は評価できますが、短縮ローテとなる点は懸念材料で、あとはオッズ次第でしょう。
高松宮記念3着の実績があるトゥラヴェスーラは、昨秋のスプリンターズSでも0.3秒差と実績上位の存在。展開が向くわけではありませんが、前走の大敗で人気を落とすなら、期待値が取れる可能性がありそうです。
なお、枠順確定後の最終結論および買い目は『競馬放送局』をご覧ください。
[枠順確定後注目馬]
5テイエムスパーダ
6スマートクラージュ
8マッドクール
9トゥラヴェスーラ
10ジャスパークローネ
11ディヴィナシオン
内枠から狙いたいレースだったが極端な差し脚質の馬たちが入り難解な一戦。外から先行する馬を見ながら脚を溜められそうな穴馬から馬券は組んだ。
■みねたの金言86
『捲って好走→次走凡走→その後に巻き返し』
★ピックアップレース★
2023年5月27日東京6R・3歳1勝クラス(芝2400m良)
◎1ティムール
○6コレオグラファー
▲4レヴォルタード
△3ビップスコーピオン
☆7ノーブルクライ
[参考買い目]
単勝 1 2000円
ワイド 1-6.4.3 各1000円
馬連 1-6.4.3.7 各600円
3連複 1-6.4.3.7 各300円
3連単 1→6.4→6.4.3.7 各200円
──先週に引き続き、ダービーウィークの的中を振り返ります。今回は5月27日東京6Rの3歳1勝クラスについてお願いします。