先週は函館2歳Sと函館記念の取材のため、1週間だけ函館に滞在していました。
去年はソダシが函館デビューから阪神JF、桜花賞と2つのGIを制していますが、今年もこれからデビューを迎える素質馬が多くスタンバイしていて、普段はほとんど取材する機会のない関西馬も直接見て、話をうかがうことができたので、どんどん紹介していきます。
まずは、今週日曜(25日)芝1800mでデビュー予定のオディロン(牡・浜田、父キタサンブラック、母パラフレーズ)。姉ルネイション、兄ソロフレーズともに4勝を挙げていて堅実な母系ですが、本馬は兄姉を上回るポテンシャルを感じます。
▲25日函館芝1800mでデビュー予定のオディロン
1週前追いではウッドコース5ハロン65秒台、ラストも12秒前半とデビュー前の2歳としては、かなり優秀な時計をマーク。
追い切りに騎乗した池添騎手は『まだ物見したり、鳴いたりと幼い面はあるし、体全体に緩さは残るけど、それでも動けているし、やるごとに良くなってきている。素材はいいし、ちょっと楽しみですね』と、好感触で、先々まで注目していきたい一頭です。
オディロン、トップキャスト、シンティレーションなど函館には素質馬がズラリ!/東スポ・松井記者の“若駒”生情報!
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。