開業2年目の今年、早くもグレートマジシャンが日本ダービーで4着に善戦するなど素質馬揃いで注目の宮田厩舎。今年の2歳世代もブラックボイスが2戦目に快勝すると、函館ダート1700mの新馬戦ではカズラポニアンが2歳コースレコードをマークし圧勝。
いよいよエンジンがかかってきましたが、今週の土曜(7日)新潟芝1600mに出走予定のフォラブリューテ(牝、父エピファネイア、母ブルーメンブラット)は牝馬クラシックに乗ってきそうな逸材です。
▲7日新潟芝1600mでデビュー予定のフォラブリューテ
ゲート試験合格後に放牧を挟み、再入厩後は坂路中心でしたが、ウッドコースの1週前追いでは古馬1勝クラスを8馬身近く追走。4角では馬なりのまま射程に入れると、内に入った直線では切れ味鋭く3馬身先着。
調教スタンドから下りて『いい動きでしたね』と言おうとしたら、先に宮田師から『これは走るわ』と言葉が出るほど圧巻の走りでした。
追い切りに騎乗した野中騎手から感触を確認した後に宮田師は『以前は真面目すぎるところがあって、ややワンペースな印象だったのですが、今日はジョッキーの指示をしっかり待てて、ギアチェンジもスムーズ。追ってからの反応も抜群で文句なしの内容です』と絶賛。
フォラブリューテは母の最高傑作として期待大! ダリア賞は新種牡馬産駒の2頭に注目/東スポ・松井記者の“若駒”生情報!
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。