先週は札幌記念の取材で1週間だけ札幌に滞在していました。そのため美浦で肝心の新潟2歳Sの取材はできませんでしたが、藤井記者が先週金曜日のコラムで、私も最も注目しているアライバルについて触れていましたので、ご覧いただけたら。
札幌での収穫は、5月の千葉サラブレッドセールで同セール史上最高額となる4億7010万円(税抜)で落札されたドーブネ(牡、父ディープインパクト、母プレミアステップス)が初めて武豊を背に追い切った様子を間近で見られたことでした。
▲武豊騎手を背に追い切られたドーブネ
芝コースで3頭併せの最後方から進める予定が、スタートからガツンとハミをかみ、一気に先頭に立つ想定外の展開に。その後、併せた馬が追いつき、何とか2番手でなだめられたものの、直線は最内の予定が真ん中を通る形となり、それでも手応え優勢に最先着。時計も5ハロン62秒台を馬なりでマークなら上々です。
ただ記者の他に、別の厩舎スタッフも多く見に来ていましたが、正直みんなどう評価していいのか迷う内容でした。トレーニングセール出身だけあって、ある程度仕上げていたぶん、気持ちが前向き過ぎているのかもしれません。
追い切りを終えた武豊騎手は『すごくきれいな馬だし、いい動きをするね。息遣いも良かった。感触的には1800mよりは1500mの方が良さそうかな。注目される馬だから、結果を出したいですね。』
5億円馬ドーブネが武豊と初コンタクト、国枝師が送る“奇跡の血量”サークルオブライフも注目/東スポ・松井記者の“若駒”生情報!
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。