今週は3日間開催のため中山の新馬戦も6鞍と多く組まれていますが、その中でもっとも注目しているのが、日曜(19日)の牝馬限定芝1600mに出走予定のアンクロワ(牝、父モーリス、母アンレール)です。
▲伊坂重信厩舎のアンクロワ
2週前追い切りの後に伊坂師が『420キロぐらいで小柄だけど心肺機能が高くて、やればいくらでも時計が出そう。脚元にまだ少し弱いところはあるので、細心の注意を払いながら調整しているけど能力は相当ですよ』とトーンが高かったので、ウッドでの1週前追いは注目していたのですが、道中は気難しい面を見せることなくスムーズに折り合うと、直線は馬なりのままゴム毬のようなフットワークでラスト1ハロン11.3秒を楽々マーク。
追い切り後、騎乗した斎藤助手に話を伺うと『長めから時計を出す形だったけど、馬なりのままラストもしっかり反応できていました。ゲート試験合格後にいったん放牧に出たけど、帰ってきてからトモの踏み込みもしっかりしてきましたし、まだ伸びシロもありそうですよ』と成長ぶりを実感。
母父ディープの切れ味を受け継いだアンクロワは注目の逸材、同配合バーミリオンクリフも期待大/東スポ・松井記者の“若駒”生情報!
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。