中央競馬は28日で今年の開催が終了し、来年は例年通り1月5日からスタートしますが、年末年始は入退厩ができなくなるため、伊藤圭厩舎のようにあえて最終日は出走させず、馬房の入れ替えを早めに行い、年明けにスタートダッシュをかける厩舎も少なくありません。
その伊藤圭厩舎は5日(水曜)2R(ダ1800m)に出走予定のタマモタップダンス(牝、父エスポワールシチー、母チャームダンス)で初笑いを狙います。デビュー前から担当スタッフの評価が非常に高かったのですが、福島の初戦は1番人気に支持されるも勝ち馬に逃げ切られ2着。
ただレース後に永野騎手が『今回、使ったことでもっと良くなると思います』と話していた通り、一度使って稽古でも反応面がグンと良化。同厩舎で1つ上の半兄タマモヒップホップも新馬3着後、今回と同舞台の未勝利戦で快勝していて、タップダンスも2戦目で牝馬限定戦なら勝ち切ってくれるでしょう。
同日の中山ではリステッド競走のジュニアC(芝1600m)が行われます。こちらの注目はインダストリア(牡・宮田、父リオンディーズ、母インダクティ)。
▲宮田厩舎のインダストリア
半兄にマイラーズCなど重賞3勝のケイデンスコールがいて、デビュー前から宮田師の評価は非常に高く、新馬戦から2戦連続33秒台の最速上がりをマークし2→1着と素質の高さを披露。
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。