Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第109回目のトークテーマは先週の実践例とスワーヴリチャードの序章。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
今井雅宏(以下、今):中京記念のニホンピロキーフ、せっかくの短縮だったけど大幅減でアウトだったよね~。
亀谷敬正(以下、亀):あー!! 本命にしちゃったんですよ。今、思い出しました(涙)。
▼参考記事
【第105回】キタサンブラック検証編#1 馬体重との密接な関係
今:今回は2走前に短縮でGIIを激走した心身疲労が抜けきれるかだけが焦点だったんだよね。前走の凡走で抜けてれば、得意の短縮小倉だから確実に連対出来るけど、取れてないとアウトになる。その判断はかなり微妙なんで対抗にしたけど、馬体重で最終判断は出来るわけだ。
亀:大幅減があると疲労が残った証拠になるわけですよね。
今:うん、だからアウトになる。予想でも「減りすぎない方が良い」って注釈してたけど、結局6キロも減ったからね。4キロ減なら2~3着はあったかもだけど、あの馬体重の推移でキタサンブラックが6キロ減だと、走る前から終わっちゃってるよ。
亀:キタサンブラックは体力タイプで、馬体重が増えてくるタイミングで狙う種牡馬だという話でしたよね。うーん、やっぱり格言はスマート出馬表とかでアラートが出るようにするべきですね。少なくとも、この連載を読み返すだけで年間収支が大きく変わるのは間違いないですね。
今:事前に減ってくることが読めちゃえば、もっと良いんだけどねぇ。
亀:馬体減りを前日に読み切る方法をさらに突き詰めていきたいところですね。まぁ出馬表に今回減ってきたらアラートが出るシステムを作るのも良いでしょうけど。
今:今回の場合は、小倉への輸送過程のスムーズさとか、環境による偶発要素も結構あるから、事前に馬体重は読みにくい面もあるけど。だからやっぱり、当日アラートが出るシステムの方が現実的じゃないかなぁ。結果論でなく、前日の段階で大幅減があれば来ないことは既に分かってるわけだからね。
それと日曜は芝2600m(福島12R)で2週連続の万馬券を当てたけど、延長のポイントが詰まってたレースだったよ。
▼参考/競馬放送局
TARO、今井雅宏が本線的中!/先週のMVP
亀:「延長、短縮の適性も血統で大きく変わる」ことを知ってもらうのも当連載の意義ですから、素晴らしい実践例でしたね。