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馬券師・みねたの金言
2026/07/08 (水)

【第240回】七夕賞展望&馬は生き物。前走からの連続性で考える/馬券師・みねたの金言

プロ馬券師・みねた氏が実践例を交えながら予想理論の金言を伝える『馬券師・みねたの金言』。今回の金言は“馬は生き物。前走からの連続性で考える”です。

なお、『競馬放送局』ではみねた氏の厳選勝負レース、重賞予想を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください。



▼今週の重賞ピックアップ
7月12日 福島11R 七夕賞 芝2000m

七夕賞は福島芝2000mで施行。初角となる1コーナーまでは500m以上あり、枠順による内外の有利不利はありません。

登録22頭中、前走の通過順位に3番手以内があるのは9頭。抽選対象の馬も含まれているので出走馬は流動的ですが、先行馬占有率は高くなるでしょう。差し馬にも十分にチャンスがありそうです。

1番人気想定はサヴォーナ。長期休養明けの福島民報杯を制し、これで福島芝は3戦3勝となりました。休養期間は長かったですが、前走の内容をみる限り、しっかり状態を戻してきたことが窺えます。神戸新聞杯や日経新春杯で2着しており実績上位の存在で、1番人気になるのも納得。特に期待値があるという印象はありませんが、妥当な評価といえるでしょう。

2番人気想定はカラマティアノス。3走前に中山金杯を制し、続く中山記念も2着と充実しています。2走前にG2で2着しているわけですから、G3のここは当然、有力候補です。強いて課題を挙げるなら、中山金杯時よりも3キロ増える58キロの斤量と乗り替わりでしょうか。

3番人気想定はバトルボーン。2023年の七夕賞で1番人気に支持されて4着でした。休み休みのローテーションながら崩れることなく走っていますが、リステッド競走1勝という実績を考えると、3番人気はやや過剰な印象。ただ、先行馬が揃っているだけに、距離短縮ローテは有利に働きます。

ヤマニンブークリエは昨秋のセントライト記念でミュージアムマイルの2着。その後も菊花賞や海外遠征にチャレンジしており、陣営の評価の高さを感じます。スタミナ豊富なタイプなので、先行馬が揃ったメンバー構成は良さそう。G3とはいえG1経由馬も出ていた新潟大賞典での0.4秒差・5着も悪くはありません。ただ、期待値を取るにはもう少しオッズが欲しいところです(想定9.6倍)。

アスクナイスショーは日経賞からの臨戦。G2→G3かつ距離短縮なので、楽に感じやすいローテーションではあります。あとは想定10.9倍が見合うかどうか。

クリスマスパレードは2戦続けて二桁着順の大敗。前走の4.6秒負けは度外視でいいでしょう。紫苑Sを勝ち、3走前の福島記念では0.5秒差。力は足りているので、夏の盛りにクリスマスパレードの復活、十分にあり得るのではないでしょうか。

センツブラッドは直近5走内にG3での2着が2回。実績は足りています。1800mを中心に使われていますが、1-2-0-1の2000mが向いている可能性もあるでしょう。

リカンカブールは重賞で6着→7着→6着→6着。期待値が積まれていそうなローテーションです。レガレイラと0.8秒差なら、G3ならば圏内でしょう。想定13番人気・31.5倍は甘いのでは。

2走前にG1大阪杯を経由しているサンストックトンもここなら足りるでしょうし、エプソムCで12-15-16から0.7秒差・12着のマイネルモーントも穴馬の資格はありそうです。

上位人気勢で明らかに期待値の高そうな馬がいない一方で、人気薄に期待値がありそうな馬がチラホラ。割り切って大穴に振るか、10倍前後の馬から穴馬へと流すのか。馬券の組み立てにも頭を悩ませそうですね。

なお、枠順確定後の最終結論および買い目は『競馬放送局』をご覧ください。


▼みねたの金言240
馬は生き物。前走からの連続性で考える

★ピックアップレース★
6月21日 阪神11R しらさぎS 芝1600m 稍

◎11エコロアルバ
高○10エルトンバローズ
穴▲18タガノエルピーダ
△5ファーヴェント
☆9ファンダム
注7キープカルム
注15ショウナンアデイブ

6月21日 阪神11R しらさぎS
6月21日 阪神11R しらさぎS

―今週は6月21日に行われたしらさぎSについて教えてください。高○→注→◎で3連複103.2倍、そして高○だったのでエルトンバローズの単勝12.9倍も的中。高○が勝って◎が3着と、前回取り上げた函館スプリントSと同じような決着になりました。


みねた)ゴール前のスローモーションでは◎エコロアルバが4着だと思っていたのですが…3着で確定してびっくりしました。3着以下がハナハナクビクビクビクビクビという大接戦で、少しでも外に出すのにスムーズさを欠いていたらエコロアルバは4着以下だったでしょう。ゴールの瞬間は「エルトンバローズの方に◎を打っていたら、エルトンバローズ→キープカルム→ファンダムで19万馬券だったか!」と頭を抱えていたのですが、結果的にはエコロアルバが届いていて、本当にジェットコースターのような展開でした(笑)。


―ということは、エルトンバローズに◎という世界線もあったようですね。


みねた)私の使っているAIではエコロアルバがS評価で、エルトンバローズはA評価かつ高期待値馬でした。Sが1頭というパターンではA+高期待値馬が勝つケースが多くて、その理由は、おそらく、強いSを目標にレースを進められるからでしょう。だからエルトンバローズを上位に取る選択肢もあってかなり悩んだのですが、今回はエコロアルバが「逃げハサミ」でしたからね。


―伝家の宝刀! 強い馬が最高の並びを引いたとなると、さすがに◎になりますか。ただ、エコロアルバは前走9着の3歳馬。1番人気にしてはちょっと心許ない感じもしましたが…。


みねた)安田記念でガイアフォースが1番人気に推されたことからもわかりますが、現在の古馬のマイル路線はジャンタルマンタルが不在でソウルラッシュも引退と、レベルが高くありません。相対的に世代間比較で3歳馬を重視することになりました。では古馬同士の比較はどうかと考えると、昨年のマイルCSで0.4秒差・5着だったエルトンバローズはこのメンバーであれば総大将的な存在。7番人気・12.9倍というオッズは非常に甘かったです。


―なぜ、それだけオッズが甘くなったのでしょうか?


みねた)これはいつも言っていることですが、近走の着順の悪さでしょうね。12着→13着→8着ですから。それでも4走前には先ほど話したマイルCSでの0.4秒差・5着は残っているのですが、3回続けて大敗すると買いづらいと感じる人が多いのでしょう。

ただ、3走前の大敗は有馬記念で、相手も強いし900mの距離延長。続く東京新聞杯は1番人気を裏切りましたが、今度は900mの距離短縮という昭和のようなローテーションでした。有馬記念で距離を意識して控える競馬をしたので、適距離に戻った東京新聞杯でも本来の行き脚がみられませんでしたね。馬は生き物なので、いくら得意な距離に戻るといっても、2500mで控える競馬をした後の1600mで追走負けしてしまうのはある意味、当然といえるでしょう。


―続くマイラーズCでも8着止まりだったことで、本来のデキにないと判断したファンが多かったのかもしれません。


みねた)有馬記念→東京新聞杯の連敗は参考外ですが、マイラーズCは参考にすべき。このレースは8着でしたが、外枠が堪えました。内枠が上位を占めるレースで17番枠から0.4秒差の8着。安田記念を制したシックスペンスも16番枠から0.4秒差・7着ですから、ほとんど同じパターンだったんです。

過去の戦歴から、しっかり競馬を観ている人はエルトンバローズが現在のマイル路線ならトップクラスであることはすぐにわかるのですが、漫然と競馬を観ていたり、新聞の馬柱だけで予想をする人は、それがわからないのでしょう。普通に考えたらファーヴェント(3番人気)やサイルーン(4番人気)より人気薄になるような戦績ではないのですが…。


―エルトンバローズの解説の方がエコロアルバの解説より長くなってしまいました。それぐらい◎と○が甲乙つけ難かったというのが伝わってきます。


みねた)そうですね。ただ、ユーザーの皆さんは、このレースに関しては◎と○の馬券を厚く買うのが正解だったと思います。実際に見解文にも「高〇10エルトンバローズは◎11エコロアルバとセットで期待値が高い」と書いています。


―いわゆる「組み合わせの期待値」という話ですね。こちらについては次回、詳しく教えてください。

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みねた

全てのファクターは展開に帰結すると考え、枠、脚質、能力、不利、ハイレベル、様々なファクターから「展開」を予想し、回収率が高くなるであろう馬を選び出す。軸が決まれば馬券の構築にも力を入れ、「展開」により両立しにくい馬券等を省く。サイト『競馬放送局』にて週末の勝負予想を公開中。

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