競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回のテーマは「忘れられたベテラン浜中騎手は今が買い時!」です。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
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七夕賞は田辺騎手騎乗のアスクナイスショーが勝利。田辺騎手は頭脳派&リズム重視型の名手で、出身は福島県二本松市。地元重賞への思いは非常に強く、これでラジオNIKKEI賞のサノノグレーターに続いての“ご当地”重賞制覇。福島での重賞通算7勝は、歴代最多となりました。
馬のコース巧者は考えますが、騎手の巧者も非常に重要ということを、改めて考えさせられました。
翌日からはセレクトセールが開催され、今年も大盛況で幕を閉じたようです。中でも注目を集めたのはエフフォーリア産駒。各クラブでも同産駒が軒並み人気になっていますが、セールでももちろん大人気。既に新馬勝ちが6頭と結果を出していることもありますし、加えてやはり人間心理としては新しいものが好きというのもあるのでしょう。
オッズは大衆心理が形成する面もありますから、微妙な傾向というのを読んでいくと、“売れるゾーン”と、逆に“妙味があるゾーン”が見えてくるはずです。
~忘れられつつあるベテラン? 浜中俊騎手~
というわけで、今回は浜中俊騎手を取り上げます。浜中騎手といえばなんとなく若手っぽいイメージもありましたが、気づけばデビュー20年目。もはや立派なベテランです。
かつて2012年にリーディングを取ったとはいえ、もはや遠い昔のこと。当時131勝だった年間の勝ち星も、昨年は33勝まで減っています。ちょっと酷な言い方をすれば、“忘れられつつあるベテラン”に近いのかもしれません。
しかし、だからこそ馬券を買う上では“妙味があるゾーン”かもしれません。大衆の心は移ろいやすいですから、一部の確固たる地位を築いたベテラン以外は、やはり新興勢力やトレンドに上がる存在が売れやすくなる。エフフォーリアと同じですね。
だからこそ、忘れられかけた存在でもある浜中騎手は、むしろ妙味もあるのでは?
今年は既に22勝と昨年の33勝の3分の2の勝ち星を挙げています。V字回復とまでは言えなくとも、地道に勝ち星を積み重ね、少し浮上しそうです。
