競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回のテーマは「大野拓弥騎手」です。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
▼新刊『穴馬がカンタンに見つかる! 種牡馬のトリセツ』は9/28(月)発売!
TARO氏の新刊『穴馬がカンタンに見つかる! 種牡馬のトリセツ』が9/28(月)に発売されます。血統への距離感を抱える読者に向け、“活用するための血統”という視点から生まれた実戦的な一冊です!

先週取り上げたミシェル騎手は早速やってくれましたね。日曜日に新馬戦を勝ち、さらに次のレースを8番人気で勝利。
未だに「美しすぎる騎手」のようなイロモノ扱いするスポーツ新聞もあり、むしろ不当に人気になっていない印象すらありましたが、スポット参戦でスワーヴアラミスを勝たせた実力は間違いないモノ。あまり合っていなかった南関東よりも、JRAの方が活躍しやすい舞台でしょう。今後も穴で期待できそうです。
さて、騎手のトピックといえば、今週は何といっても柴田善臣騎手の引退でしょう。当連載でも、
“安全運転の外出しオジサン”
として連載開始当初に取り上げましたし、騎乗スタイルについて考えるきっかけをくれた一人でもあります。
~中山マイルでの異常な強さ~
柴田善騎手といえば思い出すのが中山マイルでの強さです。追い出しを待つスタイルなので、最後に苦しくなった馬を鮮やかに交わして行く姿を思い出します。
データを調べてみたのですが、やはり間違いありませんでした。コースでの通算の単勝回収値は100%超で、重賞に限ればこの舞台だけで11勝。これは全コースの中で最多で、中山マイル重賞での単複の回収率も140%超と驚異的なものでした。
今の有力騎手の多くは積極的なスタイル。坂井騎手や西村騎手をはじめとする中堅ジョッキーも基本的には前々で攻めて行くタイプが多く、実際その方が勝ち星を稼げます。
しかし、だからこそ“善臣スタイル”はハマると大きい。特にペースが上がる上級条件では穴を出しやすい傾向があります。
~現役で善臣スタイルといえば…?~
さて、そんな中で現役でも善臣スタイル、溜めて一発を狙うジョッキーがいます。大野騎手です。
